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【PS5】バーチャルサラウンドとは何なんだ PS5.3DオーディオとMixamp.Gamedacについてやchについての解説など

最近発売されてまもない、人気コンシューマーゲーム機、PS5が運良く当選しました。

これを機に、いままでやってこなかったFPSのゲームをやって見ようと思ったのですが、手持ちのヘッドホン(sony mdr1-mk2)では足音がよく聞こえない!

さらに、当然と言えば当然ですが、普通のヘッドホンですので、マイクはついていません。そこで、PS5のコントローラーであるDual Senseについてるマイクでボイチャをしていました。しかし、マイク(コントローラー)と口の位置が自ずと遠くなってしまうために、声が小さくなってしまい、マイクのゲインを上げなければいけません。しかし、そうすると周囲の環境オンまで拾ってしまって…、といった感じで右往左往としておりました。

 

そこで、足音がしっかり聞こえる(定位感の良い)ヘッドセットを買おうと思い立ちました。

 

調べていくうちに、

アンプに繋げた方がいい音になる

だとか

○○ch

と言った聞き慣れない用語にでくわしてしまったので、素人目線でこの辺を解説したいと思います。

 

 

アンプの候補は(Amazon価格、2021.1.3現在)

① Astro MixAmp 約14000円

② steelseries gamedac 約15000円

③ CREATIVE Sound BLASTER G3 約5500円

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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まず、PS5(PS4)との接続方法なのですが、

どれもUSBで、通常のUSBオーディオインターフェース(DAC)としてPS5と接続できます。(sound blasterのみps52に公式に対応しているとの発表はありません。)

さらには、HDMI分離器(Astro製)を用いることで、光端子接続もできます

 

 

ここで疑問に思うことは、

わざわざ分離器を用いてまで光端子接続する必要があるの?ということです。

これは、バーチャルサラウンド機能に関わってきます。

 

 

【ch.とは】

音のデータというのは、音の出口がいくつか、という分類をすることができます。

普通のイヤホン、ヘッドホンだと2chです。スピーカーという音の出口が2つあるためです。

2chにプラスして、ウーファーという、低音だけを出すスピーカーを追加すると、2.1chといいます。

 

同様に、音の出口が7個にプラスウーファーとなると、

7.1chとなります。

ホームシアターなどを家で構築していると、上だったり横だったりにたくさんスピーカーがあると思いますが、あれです。

 

1chのものをモノラル、2chのものをステレオと言います。

そして、それ以上のものをサラウンド、といいます。

 

サラウンドのメリットは何かというと、上下左右から音が聞こえるために臨場感が増すことです。

特に、FPSにおいては、足音がどこになっているのか判別しやすくなります。

 

しかし、通常のヘッドホンというのは左右にスピーカーが一個ずつついているだけなので、2chです。

 

そこで発明されたのが、

2chの出音機器からも、仮想的にサラウンドっぽい音を出してみよう、というものです。

これは、PC.PS5などで、ソフトウェアを通して加工したものなので、どのようなヘッドホンやイヤホンを使ったとしてもバーチャルサラウンドは聞くことができます。

(ゲーミングデバイス製造各社が謳っている"バーチャル7.1ch対応"という商品は、バーチャルサラウンドのPC用ソフトウェアを同梱している、という意味と同じと捉えていいでしょう)

 

 

ここで、ゲーミングアンプの話に戻りますと、

MixAmpやGamedacといった商品は、

光端子接続をすると、

この音声のバーチャルサラウンド化を、アンプ側で処理します。

つまり、PS5やPS4から送られてきた、5.1chの音声信号をアンプが受け取り、それを2chのバーチャルサラウンドに変換することをアンプで行います。

(sound blasterはバーチャルサラウンド化はできない)

 

 

一方、

USB接続をしてしまうと、

USBがそもそもの規格として、2chの信号までしか送れないために、

PS5.PS4から送った2chの音声をそのまま送り出す機械になってしまいます。

 

(この場合、MixAmpだとイコライザー機能が使えなくなったりと注意しなければならないことがあるみたいです。

GamedacとSound BLASTER G3はイコライザー機能はUSB接続でも使えます。)

 

 

今までの説明で分かった通り、

USB接続だと2chの信号しか送れないのでMixAmpやGamedacのバーチャルサラウンド機能が使えないわけです。

なので、PS4ユーザーのみなさんは、光デジタルケーブル(複数のチャンネルのデータを送れるケーブル)を用いて、MixAmp等に繋げることで、

バーチャルサラウンドを体験していました。

 

 

しかし、今回のPS5には光接続端子がないために、光デジタルケーブルを用いた方法が難しいです。

(一応の救済措置として、さっきも述べたHDMI分離器がありますが。)

 

 

ただ、分離器も安いものじゃない(4500円程度)し、MixAmpも高いしであまり買いたくありません。

そうなってくると、PS5で安価にバーチャルサラウンドは体験できないのかとなりますが、実はそうではありません。

 

 

そう、PS5にはPS5側で処理してバーチャルサラウンド化する3Dオーディオというものがあります。

 

すでにPS5でバーチャルサラウンド化した2chの音源を出力するだけでいいので、

USBサウンドカードからでも、バーチャルサラウンドを体験できるということです。(なんならDual Ssense直刺しでも○)

 

PS4においては、PS4でバーチャルサラウンド化できなかったので、

MixAmp等を咬ませることで、バーチャルサラウンド化していましたが、

PS5においては、PS5でバーチャルサラウンド化するからそもそもMixAmp等がいらないのでは、という結論になります。

 

もちろん、PS5のバーチャルサラウンドとMixAmpなどのバーチャルサラウンドは、ソフトウェアが違うために処理の仕方も異なり、

それぞれ違った音質になります。どちらがFPSに合っているなどの差は出てきてしまいます。

 

ただ、とりあえずバーチャルサラウンドを体感してみたい!というのであれば、光接続のDACはPS5においてはそこまで重要ではないと言えるのではないでしょうか。

 

 

そうなると、そもそもDACがいらないじゃんとなってしまうのですが、

コントローラー直刺しだとできないことがあります。

それはイコライジングです。

 

gamedacやsound blasterは、USB接続でもイコライジングができます。

プリセットをしようしたり、ネットに転がっている設定を拝借することでより足音に特化した音にすることができます。

また、足音を聞かなくていいゲームでは迫力が欲しいので低音ブーストのプリセットを使う。などと言った使い方ができます。

 

 

以上いろいろと書き連ねてきましたが、

PS5は光接続端子が廃止されてしまったためにMixAmpやGamedacでバーチャルサラウンドを使うにはと面倒くさい!

でも、そもそもそんな面倒なことしなくても3Dオーディオがあるじゃん。という話でした。

 

 

また、PS5ユーザーはバーチャルサラウンドはすでにあるために、あとはイコライザー機能が使えれば完璧なので、

1番安価なsound blaster g3を買えばいいじゃん。と思う筆者でした。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

【追記】

APEXでは、3Dオーディオをオンにすると、臨場感は増すが定位感がうすれる、という声があがっています。

PS4後方互換で動いているAPEXに対し、アプデでPS5に完全に対応したフォートナイトに関しては3Dオーディオをオンにしても定位が薄れない、という声も聞きますので、

APEXのアプデによって最適化する可能性もあります。

 

今のところは、APEXでは3Dオーディオをオフにするのがアンパイらしく、自分もオフの方が定位感が良いように感じました。

したがって、sound blaster g3でイコライザーのみを使っている状況です。

 

 

3Dオーディオをオフにした場合、HDMIアダプターを介してMixampやGamedacを使わないとバーチャルサラウンド化はしないので、

足音をもっと良く聞きたいとなったら、高いお金を払ってアンプを買わざるを得ないですね。

 

 

【追追記】

Amazonのレビューを眺めていたら、MixAmpの説明書に5.1chの文字が消えたとの報告を発見いたしました。自分で原本を確認はしてませんがご報告させていただきます。

そちらによると、入力音源が5.1chではなく2chになっているとのことです。

どちらにせよ、ドルビーサウンドであることには変わりなさそうです。